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問題解決とPDCAと戦略と、時々じゃなくて、ずっと仮説

タイトルが盛りだくさんで、見てるだけで胸やけおこしそうですね。

一単語で一記事書けるところを、欲張って、四単語を一記事で書いちゃいます。

 

この四つの単語は普通に社会人として生きてたら、一回は見たり聞いたりしてるはずです。

会社の研修でかもしれないし、本屋でかもしれないし、意識が高いブログでかもしれませんが、確実に「接触」してるはずです。

どれも聞いたことがない人は、まぁ、うん、その、頑張って強く生きてください。

 

ただ、問題なのはこれらの概念を知ってるのに使いこなせていないこと。

 

どこに問題があるのでしょう?

おそらくですが、これらの概念をバラバラに捉えてるところに問題があるんじゃないかと思います。

 

どうしてそんなことになってるのでしょう?

だって、バラバラに教わったもん!

 

じゃあ、これらをバラバラに捉えず、統合して考えみたら、理解して使えるようになるんじゃないでしょうか。

 

結論から書くと、PDCAも戦略も、問題解決の一部にすぎません。

そして、仮説は友達みたいなもんです。

「ずっとそばにいてくれる」的な。

意味不明だと思うので、解説していきます。

 

まず、ここで言ってる問題解決は「広義の問題解決」のことで、「問題発見」と「狭義の問題解決」によって構成されています。

数式にすると、

 

広義の問題解決=問題発見+狭義の問題解決

 

です。

 

問題を解決するには、まず、何が問題かを明確にしないといけません。

いきなり、解決策の立案(=狭義の問題解決)に走ったらダメです。

病院行って、いきなり薬出されたら怖いですからね。

 

なので、まずはしっかりと問題を特定にかかりましょう。

以下の手順がオススメです。

 

1. 問題の定義(what)

2. 問題部分の特定(where)

3. 問題の原因の把握(why)

 

(例)

過度に太ってることが問題(what)

カロリーの過剰摂取、それもジュースによるものが多い(where)

「ジュース=高カロリー」って認識がなかった(why)

 

こんな具合に、問題の真因を特定します。

 

そしたら、狭義の問題解決(How)にとりかかりましょう。

ただ、いきなり思いついたことをやったらダメです。

何もしないのもダメです。

やりっぱなしもダメです。

 

はい、わかりましたね。

ここでPDCAの登場です。

 

PDCAとは、狭義の問題解決(How)を各ステップに分解したものなのです。

 

P+D+C+A=狭義の問題解決(How)

 

なのです。

 

Plan(何をして、それによって何を期待するのかを明確にする)

Do(ちゃんとやる)

Check(やったことを検証する)

 

この3ステップを行うことが、狭義の問題解決です。

 

「Aciton」がない?

 

そう、ここが重要なポイント。

Actionが入るからPDCAがややこしくなると思うんです。

 

計画して、実行して、検証して…

 

ここまで着実なのに、

 

改善!

 

で、一気にジャンプしちゃってます。

それまでの三つの単語と「改善」は、明らかにレベル感が違いません?

「いや、改善って具体的に何よ…?」って個人的に思います。

なので、「改善」をもっと具体的にしましょう。

以下のような具合に。

 

改善=二回目以降の問題の特定+二回目以降のPDC

 

検証して、計画とズレてたら、問題設定をもう一度するべきです。

問題設定が違ったまま、解決策ばかり考えても無駄ですから。

本当の病気がわからないまま、薬をあれこれ試すようなもんです。

だから、検証の後は、「問題の発見」に戻りましょう。

解決策を考えて、実行して、また検証するのはそれからです。

うまくいった場合も、「なぜ、うまくいったのか」という真因を特定してから、次の打ち手に反映を考えていかないと、ただのまぐれ当たりに終わってしまいます。

 

で、「戦略」ですが、これはPDCの中のPlanだと思って問題ないと思います。

狭義の解決策の、さらにPlanという一部なので、戦略ってやつは広義の問題解決の極々一部です。

わりとカバー範囲狭めです。

 

最後に、仮説。

これは少しだけ問題解決、PDCA、戦略から独立してます。

(話が最初と少し違うのはご愛嬌)

仮説は、問題解決をするうえで、ずっと意識してないといけません。

問題を特定する時も、解決策を考える時も、常に仮説ありきです。

別に、最初の問題特定が完璧じゃなくていいんです。

仮説ベースで進めて、実際に検証の段階で間違いに気づいたら、もう一回問題を特定をすればいいだけの話です。

大事なのは、「問題特定+PDC」を高速で回していくこと。

そしたら、真因にたどりついて、効果的な解決策も打てます。

ただ、「何を問題として捉えて、解決策を考えたか」は明確にしておきましょう。

 

 

長くなったので、問題解決、PDCA、戦略、仮説の関係性を簡単にまとめます。

 

広義の問題解決=問題発見+狭義の問題解決

問題発見=what&where&why

狭義の問題解決=Plan+Do+Check

Plan=戦略

仮説=ずっとそばいる友達(笑)

 

 

最後の方が駆け足なのは、きっと気のせい。

眠くなってきたらからではありません。

 

 

 

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